八ツ木の丘動物病院芳賀町八ツ木の丘ガーデンシティ内の動物病院
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循環器科

高齢化とともに、動物の病気の中でも心臓病は重要な位置を占めるようになりました。特に、キャバリアや小型犬などでは、老齢性の心臓病(僧帽弁閉鎖不全症など)が多く認められます。様々な薬物が開発され、心臓病を持つ動物たちも長期的に快適に生存できるようになってきました。

どの薬物を、どのタイミングで投薬するかに関しては非常に難しい問題であり、診断の時点で画一的に投薬されているのが現状のように思います。
しかし、必要な時期に、必要な薬物を選択することが、飼い主さんにとっても動物にとっても重要だと、僕は考えています。

老齢性の心臓病以外にも、様々な先天性心疾患、フィラリア症や副腎皮質機能亢進症による肺血栓塞栓症などに対して、多くのご提案を差し上げることが出来ます。

また、猫の心臓病でも、先天性心疾患から、腎臓や甲状腺が原因となるもの、肥大型心筋症まで、幅広く診断・治療が可能です。

飼い主さんにとっても、動物にとっても、最良の選択肢がご提案できるよう努めておりますので、お気軽にご相談ください。
循環器科イメージ

icon 循環器アドバイザー

青木卓磨(獣医学博士)

症例

フィラリア症による肺高血圧症、僧帽弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症、動脈管開存症、肥大型心筋症、肺動脈狭窄症、右室二腔症、大動脈狭窄症、心室中隔欠損症などの心疾患、心房細動、期外収縮、房室ブロックなどの不整脈疾患の動物たちが来院します。X線検査、心電図検査、心エコー検査により、正確な診断のみならず、外科・内科を含む治療を実施しています。

  • 猫のフィラリア症
    icon 猫のフィラリア症

    本症例は、腹腔内にも1隻迷入していました。

  • 大動脈弁下狭窄症
    icon 大動脈弁下狭窄症

    3ヵ月齢の猫(ペルシャ・シャムmix)、雌。重度の大動脈弁下狭窄症であることが分りました。左では大動脈弁より左室側に構造物があることがわかり、右はその構造物から血液の速度(5.5メートル/秒。通常2メートル/秒以下)が速くなっていることが示されています。

  • 全身性の浮腫 心タンポナーデ
    icon 全身性の浮腫
    (心タンポナーデ)

    15歳の雑種犬、雄。腫瘍による心膜水(心臓の周りの水)が貯留し、慢性の心タンポナーデ(心臓の圧迫)を起こしています(左は、顔面を中心とした全身の浮腫。右はエコー写真で赤矢印がタンポナーデを表しています)。現在、定期的な心膜穿刺と内科的治療により良好な経過を得ています。